西郷隆盛の顔が違う?教科書の肖像画の秘密と妻が放った一言の真相
西郷隆盛の写真の有無を語るうえで必ず話題にのぼるのが、オランダ出身の宣教師フルベッキとともに幕末の志士たちが写っているとされる集合写真、通称「フルベッキ写真」です。中央付近に座る大柄な男性が「西郷隆盛本人ではないか」と長年噂され、テレビや雑誌でもたびたび取り上げられてきました。
しかし、現在の歴史学界および専門機関の調査により、この写真は佐賀藩の「致遠館」の生徒たちを撮影したものであり、写っているのは佐賀藩士や関係者であることが確定しています。西郷隆盛本人とする説は学術的に明確に否定されています。
一方で、近年のデジタル解析やAI技術の進化により、西郷の「真の顔」に迫る試みは新たな局面を迎えています。
- 親族(子孫や弟たち)の骨格データや顔写真をAIでクロス分析し、共通する遺伝的特徴を抽出
- キヨッソーネが描く以前に、西郷を直接知る薩摩藩士が書き残した「口述記録」や「目撃スケッチ」の再検証
- 肥満体の体格から推測される正確な頭部形状の3Dモデリング化
研究によって復元されたリアルな西郷像は、教科書の肖像画よりもやや目が細く、全体的に引き締まった精悍な表情を持っていた可能性が示唆されています。