ひょうきん族ブラックデビル秘話|さんま代役交代の真相と昭和熱狂
インターネット上のコミュニティやSNSでは、ブラックデビルに関して時折事実と異なる情報が散見されます。デジタルアーカイブが進んだ現代だからこそ、検証に基づく正しい事実を整理しておく必要があります。
誤解1:「最初から明石家さんまの企画として立ち上がった」
前述の通り、これは完全な誤りです。当時のチーフディレクターであった三宅恵介氏の著書や関係者の回想録でも明言されているように、当初の企画書段階では「ビートたけしが二役をこなす不気味なダークヒーロー」でした。さんまさんの起用はたけしさんの入院という不慮の事故による「緊急避難措置」であり、現場の切迫した状況から生まれた偶然の産物でした。
誤解2:「ブラックデビルは番組終了まで出続けた」
ブラックデビルは非常に強いインパクトを残したため、長期間登場していたと思われがちですが、本格的にレギュラー登場していたのは1981年後半から1982年秋頃までの約1年間に過ぎません。ブラックデビルが劇中でタケちゃんマンに敗れて氷漬けにされた後、キャラクターのマンネリ化を防ぐために「アミダばばあ」や「ナンデスカマン」へと定期的に代替わりしていきました。この鮮やかな引き際も、キャラクターが神格化された一因です。