月収23万の手取りは約18万?一人暮らしのリアルときつい噂の真相

月収23万の手取りは約18万?一人暮らしのリアルときつい噂の真相に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

ネット上のマネー情報や転職体験談を閲覧する際、最も頻繁に発生している重大な誤解が「月収23万円」と「手取り23万円」の混同です。語感が似ているため同一視されがちですが、両者の間には可処分所得にして月額約5万円、年収換算で約100万円以上の隔たりが存在します。

手取りで23万円を確保するためには、毎月の額面月収はおよそ29万〜30万円が必要です。月収30万円であれば、社会保険料や税金で約6万5,000円が控除されて手取りが約23万5,000円となり、選べる賃貸物件のグレードや毎月の貯蓄スピードはまったく異なる次元へと跳ね上がります。

「手取り23万円の生活費シミュレーション」を参考にしながら、月収23万円(実際の手取り18万円)の生活設計を立ててしまうと、家賃設定を7.5万〜8万円前後に設定してしまい、契約直後から毎月赤字に追われるという悲劇を招きます。不動産契約時の審査や予算立てにおいては、必ず「総支給額」ではなく「各種控除後の振込予定額」を基準に据えなければなりません。

もう一つの見落としがちな盲点が、新卒入社1年目から2年目にかけて訪れる「住民税の時差徴収」です。前年の所得がない1年目は住民税が非課税であるため、月収23万円でも手取りは19万円近くあります。しかし、2年目の6月以降は前年の所得に応じた住民税が毎月約8,000円以上天引きされるため、昇給がない場合は手取りが前年より減少するという逆転現象が起こります。この仕組みを知らずに固定費を上げてしまうことが、若手社員が「急に生活がきつくなった」と錯覚する真因です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。