名優・左とん平の死因と闘病の真実|心不全に至る8ヶ月の軌跡
2018年3月1日に通夜、2日に告別式が東京都港区の青山葬儀所でしめやかに営まれました。会場には加藤茶さん、高橋英樹さん、里見浩太朗さん、西田敏行さん、小林稔侍さんをはじめ、芸能界・演劇界から錚々たる顔ぶれが参列し、故人の人徳の深さを物語っていました。
通夜や告別式の現場で参列者が口々に語ったのは、左さんの温かい人柄と仕事に対するストイックな姿勢でした。弔辞では、長年苦楽を共にした盟友たちから「とん平さんがいるだけで現場がパッと明るくなった」「あんなに後輩思いで優しい先輩はいなかった」と涙ながらの追悼メッセージが寄せられました。
そして、告別式のクライマックスとなった出棺の瞬間、会場に響き渡ったのが1973年の大ヒット曲『ヘイ・ユウ・ブルース』でした。悲しみに暮れる見送りの場を、左さんらしい軽快なリズムと哀愁漂う歌声で包み込もうという遺族と関係者の粋な計らいにより、参列者からは自然と温かい手拍子が湧き起こりました。しんみりとした別れではなく、笑顔と拍手で送り出すという、まさに希代の喜劇役者にふさわしい伝説的なラストステージとなったのです。