小芝風花の実写『魔女の宅急便』秘話|賛否両論から現在の大ブレイクへ
本作の実写映画化にあたりメガホンを取ったのは、『呪怨』シリーズなどで世界的な知名度を誇るホラー映画の旗手・清水崇監督でした。「なぜホラーの巨匠が児童文学を?」と映画ファンを驚かせましたが、監督が目指したのはアニメ版のトレースではなく、角野栄子氏の原作小説(1巻・2巻)の世界観を忠実に再構築した実写ならではのファンタジー空間でした。
共演陣には実力派俳優が集結しました。おソノ役を尾野真千子さん、フクオ役を山本浩司さん、キキの母親コキリ役を宮沢りえさん、父親オキノ役を筒井道隆さん、とんぼ役を広田亮平さんが演じ、相棒である黒猫ジジの声は声優の寿美菜子さんが担当しました。
香川県・小豆島に大規模なオープンセットを建設し、瀬戸内の豊かな自然を活かして架空の港町「コリコ」を創出。清水監督はワイヤーアクションを駆使し、少女がほうきで空を飛ぶ不安定さや風の抵抗を生々しく描写することで、生身の人間の成長譚として映画をまとめ上げました。