9/11メモリアルの最新展示と未公開資料が明かす真実の記録
現地に赴いた際、まず目に飛び込んでくるのが旧ツインタワーの跡地に建設された「リフレクティング・プール」だ。北プールと南プールの周囲を囲むブロンズ製のパネルには、テロ攻撃で命を落としたすべての人々の名前が深く刻まれている。名前の配置にも緻密な配慮がなされており、生前に親しかった同僚や家族の名が隣り合うように刻まれている点は見逃せない。誕生日の犠牲者の名前には毎朝一輪の白いバラが挿されるなど、今も温かな追悼の祈りが捧げられている。
ミュージアム内部での最大の必見ポイントは、地下の bedrock(岩盤)に直接たたずむ「ラスト・コラム(最後の鉄骨)」と「サバイバーズ・ステアーズ(生存者の階段)」だ。タワー崩壊の猛火と衝撃に耐え抜き、多くの人々が逃げ延びる道標となったコンクリートの階段は、人間の生への執念を象徴している。隣接する超高層ビル1ワールドトレードセンターが空高くそびえ立つ背景と見比べることで、破滅からの圧倒的な再生力と復興のスケールを全身で体感できるはずだ。