「トイレットペーパーがない」デマはなぜ拡散した?真相を徹底検証
噂とは裏腹に、供給体制には何の問題もなかった。経済産業省は連日「トイレットペーパーの国内生産割合は98%を超えており、原料不足も一切ない」と異例の緊急広報を実施。業界団体である日本家庭紙工業会も「倉庫には山のように在庫があり、配送が一時的に追いついていないだけだ」と何度も説明した。
日本の製紙業における2026年時点の最新データを見ても、国内の製造ラインは安定稼働を続けており、原材料の多くは国産古紙や持続可能な森林資源から調達されている。店頭から製品が消えた真の理由は「資源が枯渇したから」ではなく、通常の数倍という急激な購買行動に対して「トラックによる物流配送ペースが物理的に追いつかなかったから」に過ぎなかった。