あおさと青のりの違いを徹底解剖!原料・価格差と見分け方の全貌
あおさと青のりを混同してしまう最大の原因は、どちらも「細かく乾燥させた緑色の海藻」として店頭に並んでいる点にあります。しかし、植物分類学の視点から紐解くと、両者は科のレベルで異なる海藻です。
本来の「青のり」は、アオサ科アオノリ属に属する「スジアオノリ」や「ウスバアオノリ」「ヒラアオノリ」などを指します。なかでも高知県の四万十川や徳島県の吉野川河口などで採れるスジアオノリは、繊維が細く、熱風で乾燥させると非常に強い芳香(磯の上品な青い香り)を放ちます。
一方、一般に流通する「あおさ」の多くは、ヒトエグサ科ヒトエグサ属の「ヒトエグサ」です(地域によってはアオサ属のアナアオサなども含まれます)。ヒトエグサは三重県の伊勢志摩地域などで盛んに養殖されており、葉が薄く柔らかで、水分を含むとトロリとした独特の食感を生み出す特徴を持っています。