メイクセンスの意味とは?現場で恥をかかない使い方と返し方の鉄則
メイクセンスは極めて便利なフレーズですが、使いどころを誤ると無用な軋轢を生む諸刃の剣でもあります。特に押さえておくべきメイクセンスの誤用と注意点は、「発信者側から相手へ問いかける際の視点の向き」です。
目上の相手やクライアントへの「Does that make sense?」は避ける
プレゼン後、役員や顧客に対して無意識に「Does that make sense?」と口にしてしまうケースがあります。前述の通り話者本人は「伝わりましたでしょうか?」と謙虚に聞いているつもりでも、受け手によっては「私の論理があなたに理解できますか?」という傲慢なニュアンスに聞こえてしまうリスクを孕んでいます。
目上の人や顧客に対して確認を取る場合は、責任の所在を100%自分側に置いた丁寧なメイクセンスの言い換え類語を用いるのが安全です。
- 「Am I being clear?」(私の説明は明瞭でしょうか?)
- 「Did I explain that clearly enough?」(分かりやすくご説明できましたでしょうか?)
- 「Please let me know if you have any questions.」(何かご不明点がございましたらお知らせください)
理屈が通っていることと「賛同」の混同
もうひとつの盲点は、「It makes sense」と言ったからといって「あなたの案を実行することに同意した」わけではないという点です。「理屈としては理解できるが、予算の都合で採用はできない」という状況は往々にして存在します。相手から「That makes sense」と返されただけで商談が成立したと早合点すると、後のフェーズで重大な認識の齟齬を引き起こします。