鶏胸肉のお弁当レシピ決定版!冷めても柔らかい裏技と絶品作り置き
鶏胸肉は鶏もも肉に比べて脂肪分が約3分の1と極めて少なく、タンパク質が密集しています。肉のタンパク質は中心温度65度を超えると急激に分縮し、内部の肉汁を外へ押し出す性質を持っています。出来立ての温かい状態では気にならなくても、お弁当のように常温まで冷え切ると、水分を失った筋繊維が強固に固まり「パサパサして硬い」食感に変化してしまうのです。
冷めても極上の柔らかさを維持するために欠かせないのが、加熱前の構造破壊と保水コーティングです。まず繊維を断ち切るように斜めに包丁を入れる「そぎ切り」を行い、繊維の縮みを物理的に防ぎます。その上で決定打となるのが、鶏胸肉をマヨネーズで柔らかくする方法です。マヨネーズに含まれる乳化された植物油と食酢が筋繊維の隙間に入り込み、加熱によるタンパク質の凝固を緩やかに抑制します。油分が肉の表面を薄い膜で包み込むため、調理後もお弁当箱の中で水分が蒸発しません。
また、事前の水分補給として「砂糖と塩を溶かした保水液(水100mlに対し砂糖・塩各小さじ1/2)」を揉み込むブライン液浸漬法も極めて有効です。砂糖の親水性と塩の筋繊維をほぐす作用が相乗効果を生み、鶏胸肉のお弁当で前日仕込みを行う調理法として取り入れれば、翌朝加熱するだけで専門店並みのしっとり感を再現できます。