新宿で何が起きている?オニツカタイガー旗艦店が放つ熱狂の正体
新宿の目抜き通りを歩けば、黄色と黒のストライプや洗練されたタイガーストライプをあしらったショッパーを誇らしげに掲げる人々とすれ違う。店内を埋め尽くすのは、アジア、北米、ヨーロッパから訪れたインバウンドの旅行者と、高感度な国内のユースカルチャー層だ。
その熱源の中心にあるのが、ブランドの代名詞たる「MEXICO 66」である。映画『キル・ビル』でクエンティン・タランティーノ監督がアイコンとして抜擢し、ユマ・サーマンの足元を飾ってから幾年月。薄底スニーカーの世界的リバイバルとともに、InstagramをはじめとするSNS上でそのタイムレスな造形美が再評価され、爆発的な拡散を続けている。
ディスプレイの前で真剣な眼差しを向ける来店客たちの目的は、単に定番モデルを手に入れることだけではない。この新宿の地でしか味わえない限定の空気感、そして店頭でしか触れられない特別なプロダクトとの出会いを求めて列を作っている。