コキンチョウの雛が持つ光る口元の正体とは?飼育の難関と育成の全真相
Q1:口角の光る突起はいつ頃消えてなくなりますか?
A1:突起は成長とともに退縮し、一人餌になって親鳥からの給餌が不要になる生後40日〜50日頃には目立たなくなります。生後2〜3ヶ月で最初の換羽(トヤ)を迎え、成鳥の羽毛が生え揃う頃には完全に消失します。
Q2:十姉妹を仮親にする場合、育てられた雛は自分が十姉妹だと思い込んでしまいませんか?
A2:鳥類の「刷り込み(インプリンティング)」により、十姉妹に育てられたコキンチョウは十姉妹に対して求愛行動を取ったり、同種を異性として認識しにくくなる「性的刷り込み」が起きるケースが報告されています。これを防ぐため、巣立ち後は速やかにコキンチョウの若鳥グループと合流させ、同種の仲間と触れ合わせる社会化プロセスを挟むのが定石です。
Q3:ペットショップで見かける雛が餌を食べません。緊急の対処法はありますか?
A3:まず室温を確認してください。気温が30℃未満に落ちている場合、雛は体が冷えて開口しません。プラケース内を即座に32℃前後に加温し、湿度を60%程度まで上げてください。その上で、40℃前後に調整した高カロリーフォーミュラ(粉末フード)を、爪楊枝の背や専用シリンジで口角の突起の付け根へごく微量触れさせ、嚥下反応を促します。無理な流し込みは誤嚥性肺炎で即死するため禁物です。改善が見られない場合は即座に小鳥専門の獣医師に診察を仰いでください。
Q4:コキンチョウの雛から成鳥の鮮やかな羽色になるまで、どれくらいの期間がかかりますか?
A4:巣立ち直後の若鳥は、全身がくすんだオリーブグリーンと灰褐色で覆われており、大人の鮮やかな色は一切ありません。生後3〜4ヶ月頃から第一次換羽が始まり、頭部や胸部の羽が少しずつ抜け替わっていきます。図鑑で見るような鮮麗なフルカラーの姿に仕上がるまでには、生後6ヶ月から1年近い歳月を要します。