日本の「月の異名」全解説!睦月・師走の意外な由来と美しい別名
Q1:旧暦の月名と現代のカレンダーで季節感がズレているのはなぜですか?
A1:現代の新暦(太陽暦)と、かつての旧暦(太陽太陰暦)では日付の算出方法が異なり、旧暦の方が約1ヶ月〜1ヶ月半ほど遅い周期で進んでいたためです。和風月名は当時の気候や農作業、自然現象に合わせて命名されたため、現在の新暦にそのまま当てはめると「季節の先取り」のように感じられます。
Q2:出雲地方だけ10月を「神在月(かみありづき)」と呼ぶのは本当ですか?
A2:本当です。全国の神々が出雲大社に集まり、人々の縁結びや翌年の収穫について話し合う「神議り(かみはかり)」が行われるという伝承に基づき、島根県の出雲地方では旧暦10月を「神在月」と呼び、「神在祭(かみありさい)」が厳粛に斎行されています。
Q3:手紙やビジネスの時候の挨拶で月の異名を使う際のマナーは?
A3:手紙の冒頭で「睦月の候」「師走の候」のように時候の挨拶として用いるのは現代でも洗練された美しい表現です。ただし、新暦の月(現在のカレンダー)に合わせて使用するのが現代の一般的なマナーとなっています。時候の情景(気候の肌感覚)と合わせるため、少し時期をずらして上旬・下旬で表現を調整するのも風流な配慮とされます。