シクラメンの花後は放置厳禁!来季も満開へ導くプロの夏越し管理術
見頃を過ぎたシクラメンをそのまま放置することが、なぜ致命傷になるのか。理由は極めてシンプルだ。種子を作ろうとする無駄なエネルギー消費と、カビによる腐敗の連鎖である。花弁が落ちた後の花茎を放置すると、株は結実に全力を注ぎ、地下にある球根(塊茎)の養分を激しく消耗してしまう。
さらに深刻なのが「灰色かび病(ボトリチス病)」の発生だ。萎れた花や枯れ葉が球根の頭頂部に張り付き、春の湿気でカビ菌が繁殖すると、球根の中枢部である成長点を直撃する。これを防ぐ基本中の基本が「花がら摘み」だ。ハサミを使って途中で切るのではなく、花茎の根元を指で軽くつまみ、ねじりながら真上に引き抜くのが鉄則。スパッと抜けた跡は自然と乾き、雑菌の侵入をシャットアウトしてくれる。