有馬記念の枠順で波乱?中山芝2500Mの有利不利とデータ徹底解説
有馬記念の舞台となる中山芝2500mのコース特徴と枠順の関連性を語るうえで、外せないのがそのトリッキーな構造です。外回りコースの3コーナー手前からスタートし、スタンド前と向正面を2度通過しながら合計6つのコーナーを回るという、JRAの主要G1の中でも屈指のテクニカルなレイアウトを誇ります。
最大のポイントは、スタート地点から最初のコーナー(3コーナー)までの距離が約192mしかないという点です。ゲートが開いてから隊列が決まる前にすぐカーブへ突入するため、外枠に入った馬はどうしても外を回らされるか、位置を取るために脚を使わざるを得ません。内枠の馬が最短距離をロスなく追走できるのに対し、外枠の馬はコーナリングのたびに大きな距離ロスを強いられます。
さらに中山の芝コースは最終週を迎えてタフな馬場状態になっていることが多く、スタミナ消費の激しい消耗戦になりやすい特徴があります。ただでさえ過酷な2500m戦において、外を回らされ続ける物理的ディスアドバンテージは、ゴール前の急坂で致命的なスタミナ切れを引き起こす直接的な要因となります。