村井俊治の地震予知は当たる?Mega地震予測の的中率と真相【2026】
村井俊治氏が顧問を務めるJESEA(地震科学探査機構)が展開する「MEGA地震予測」は、従来の地震学とは全く異なる出自を持っています。その中核をなすのは、地球物理学ではなく「測量工学」のアプローチです。
日本全国には、国土地理院が設置した約1300か所もの電子基準点(GNSS)が存在します。本来は正確な測量や地図作成のために配置されている基準点ですが、JESEAはここから送られる日々の位置データをリアルタイムで解析。地盤が数センチ単位で上下・水平に動く地殻変動の歪みや短期的な異常値を検出し、大地震の前兆現象として捉える仕組みを構築しました。
村井俊治氏の経歴・プロフィールを振り返ると、東京大学生産技術研究所の教授を長年務め、国際写真測量・リモートセンシング学会の会長を歴任するなど、測量工学・画像計測分野におけるトップランナーでした。2011年の東日本大震災の際、震災前に電子基準点に顕著な異常変動が起きていたことを独自に突き止めた経験が、民間での地震予測事業を立ち上げる契機になったと自著やインタビューで語っています。
現在では電子基準点の上下動データ解析に加え、人工衛星の合成開口レーダー(InSAR)による地表変位の可視化や、大気中の電離層・熱異常データの併用など、複合的なセンシング技術を取り入れた予測モデルのアップデートが進められています。