仮面ライダー龍騎ミラーワールド徹底解剖!制限時間と神崎士郎の真実
なぜ神崎士郎は、13人ものライダーを選別し、互いに命を奪い合わせる残虐なサバイバルゲームを構築したのか。その動機は世界征服や私利私欲などではなく、妹である神崎優衣の過去の秘密と、彼女の命を救いたいという狂気的な純愛に起因していました。
幼少期、神崎士郎と優衣の兄妹は両親からネグレクトと凄惨な虐待を受け、暗い洋館の一室に監禁されていました。極限の飢餓と恐怖の中で、兄妹は鏡に向かって絵を描き、鏡の向こうにもう一つの安全な世界があると信じることで精神の崩壊を防いでいました。しかし、過酷な環境に耐えきれず、優衣は7歳の誕生日に息絶えてしまいます。
妹の死に絶望した士郎の前に、鏡の中から現れたのが「もう一人の優衣(鏡像の優衣)」でした。鏡像の優衣は、現実世界の優衣に自身の生命力を分け与える代わりに、ある過酷な契約を交わします。それは、「20歳を迎える日に、優衣の命は尽きる」という呪縛でした。
この過去において、兄妹が幼少期にスケッチブックへ描き殴っていた無数の怪物や空想の生き物たちこそが、後に現実の人間を捕食し始めるミラーモンスターの正体です。士郎がアメリカ・清明院大学で進めていた空間転移の実験中にミラーワールドの扉が開いたことで、かつて描いた絵画がモンスターとして実体化し、自我を持って人間を襲う脅威へと変貌してしまいました。
神崎士郎の目的の真相は、20歳のタイムリミットが迫る優衣のために、「最後の1人になるまで勝ち残った最強の仮面ライダーの強大な生命エネルギーを奪い、優衣に移植して新しい命を与えること」でした。士郎自身は変身せず、自らの代理人にして最強の戦士である仮面ライダーオーディン(最後のライダー)を操り、バトルが自らの思惑通りに進まない場合は、オーディンの持つ「タイムベント」を発動して時間を巻き戻し、何度もライダーバトルをやり直していたのです。