伝説のサスペンス『リモート』漫画の頭脳戦と結末の真相を追う
原作の爆発的な人気を受け、2002年には日本テレビ系列で実写テレビドラマ化が実現した。現場を駆け回るヒロイン・木神くるみ役を深田恭子、偏屈な天才刑事・氷室光三郎役を堂本光一が演じ、大きな話題を呼んだ。当時はまだスマートフォンや高速データ通信が一般的ではなかった時代。イヤホンを通じて届く冷静沈着な指示と、現場の混乱が交錯する演出は、視聴者の心を強く揺さぶった。
実写化にあたっては、原作コミックの持つダークでミステリアスな雰囲気をテレビドラマの枠組みへどう落とし込むかが大きな課題だった。深田恭子が見せた純粋さと度胸、そして堂本光一が漂わせた冷徹さと影のある魅力。二人の絶妙な掛け合いは、原作ファンのみならず一般の視聴者層をも引き込み、最高視聴率を記録するヒット作となった。劇中で使われた携帯電話やイヤーマイクの描写は、当時のガジェットブームを牽引するほどのインパクトを持っていた。