松坂桃李は仮面ライダー出身か?誤解の真相と戦隊デビューの全軌跡
テレビシリーズの仮面ライダーには未出演だった松坂桃李ですが、庵野秀明監督がメガホンをとった映画『シン・仮面ライダー』において、極めて重要な役割で特撮作品への帰還を果たしています。彼が演じたのは、人間ではなく悪の秘密結社SHOCKERの生み出した人工知能ロボット「K(ケイ)」の声です。
劇中において「K」は、冷徹でありながらどこか人間的な不気味さを湛えた知能体として登場し、物語の要所で主人公たちを翻弄します。特報や公開前のプロモーションでは松坂桃李の出演は大々的に伏せられており、劇場公開後にエンドクレジットで名前を発見した観客からは驚きの声が相次ぎました。
東映関係者の証言や当時の映画パンフレットによると、庵野監督は松坂桃李の持つ独特の声の質感と、冷静沈着なトーンの中に潜む微細な感情表現を高く評価してオファーを出したとされています。特撮ヒーローとしてキャリアをスタートさせた俳優が、14年の歳月を経て、形を変えて「仮面ライダー」という巨大IPの歴史に名を刻んだ瞬間でした。