歌舞伎町ヤクザの現在と勢力図|暴排と半グレ台頭で激変した裏社会の実態
新宿東宝ビルの横、通称「トー横」に集まる若者たち(トー横キッズ)を巡る問題も、歌舞伎町の新たな社会課題として定着しています。居場所を求める未成年者や家出少女が集まるこのエリアには、裏社会からの搾取の手が伸びやすい構造が存在します。
現場取材や支援団体の報告によると、トー横周辺にはオーバードーズ(市販薬の過剰摂取)を助長する薬物の密売人や、未成年者を風俗・違法バイトへ斡旋しようとする悪質ブローカーが潜伏しています。これらは伝統的なヤクザが組織的に指示しているケースばかりではなく、末端の半グレやトクリュウに属する個人が利益目的に暗躍している実態が浮き彫りになっています。
警察による一斉補導や防犯カメラの増設、ボランティアによる見回り活動が強化されているものの、若者たちの孤立に付け込む裏社会のネットワークは手口を巧妙化させており、依然として根深い課題となっています。