「はいはい岩崎」の元ネタは?阪神守護神の真価とネットスラング徹底解剖
プロ野球の世界において、守護神やセットアッパーがランナーを出してピンチを招き、球場全体を異様な緊張感に包み込む現象は俗に「劇場」と呼ばれます。岩崎投手の場合も、ファンの間では長年「岩崎劇場」として語り草になってきました。
なぜファンは胃を痛めながらも、岩崎投手の登板に引き込まれ、「はいはい岩崎」と呟いてしまうのでしょうか。そこにはスポーツ心理学や集団心理の観点からも興味深いメカニズムが存在します。
岩崎投手の最大の武器は、独特のテイクバックから繰り出される「球持ちの良さ」と、打者の手元で伸びる直球、そして絶妙なブレーキのチェンジアップです。派手な剛速球でねじ伏せるタイプではないため、打者に捉えられたように見える当たりが外野フライに終わったり、ポテンヒットで走者を背負ったりする場面が生まれます。しかし、得点圏に走者を背負った場面でギアを一段上げ、低めのコーナーへ寸分狂わぬ制球で三振や凡打を奪う姿こそが真骨頂です。
ファンは「ピンチという極限のストレス」を味わった直後、見事に抑え切ることで「強烈なカタルシス(快感)」を得ます。この感情のジェットコースターが繰り返されることで、認知心理学における『間欠強化』に似た強い愛着が形成され、「はいはい岩崎(またこの展開か、だが最後は勝つ)」という強固な信頼関係へと結びついているのです。