親日韓国人は実在するのか?若者の本音と割合、歴史のタブーに迫る
個人の消費が自由化する一方で、公の舞台に立つ著名人にとって「親日」というレッテルは、今なおキャリアを左右する危険な地雷として横たわっています。韓国のエンターテインメント業界には、古くからつきまとう「緋文字」が存在します。
かつてペ・ヨンジュンやチャン・グンソクが日本で大ブレイクを果たし、現地ファンに「うなぎ」と呼びかけて感謝を示すなど、日韓の架け橋となったスターたちの親日エピソードは数多く残されています。現在でもTWICEやLE SSERAFIM、IVEといったトップアイドルグループには日本人メンバーが不可欠となり、韓国人メンバーが日本語で自然にコミュニケーションを取る場面は日常的です。しかし、そこには決して踏み越えてはならない見えない社会的コードが敷かれています。
メディア報道やJBpressなどの専門解説でも指摘されている通り、韓国では日本統治時代に協力した人物の子孫を糾弾する「親日派狩り」の風潮が、現代の芸能人にも形を変えて降りかかります。光復節(8月15日の独立記念日)や三一節(3月1日の独立運動記念日)といった国家的な節目に、SNSへ日本のキャラクターグッズを掲載したり、日本の飲食店に立ち寄った写真を投稿したりした韓国人アイドルは、即座にネット上で集中砲火を浴び、公式謝罪文の発表を余儀なくされます。
大衆は「日本カルチャーを消費する自分」を許容する一方で、「公人が日本を無批判に称賛すること」に対しては、歴史の正統性を脅かす行為として激しいアレルギー反応を示します。「親日的な韓国人アイドルや芸能人」は、日本への敬意を持ちつつも、母国の大衆のナショナリズムを刺激しないよう、綱渡りのようなセルフプロデュースを強いられているのが実態です。