ジャンプ力を上げる極意|垂直跳びが劇的に伸びる科学的トレーニング

ジャンプ力を上げる極意|垂直跳びが劇的に伸びる科学的トレーニングを徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

ネット上の情報や現場の指導において、長年信じ込まれていながらバイオメカニクス的には逆効果となっている誤解が2点存在します。

誤解1:「ふくらはぎ・カーフレイズを徹底的に鍛えれば高く跳べる」

「ジャンプ=足首の力」と短絡的に捉え、カーフレイズばかりを行うのは明らかな誤りです。跳躍における主原動力(エンジンの役割)を担うのは、身体の中で最も大きな筋体積を持つ大臀筋(お尻)とハムストリングス(太もも裏)です。ふくらはぎの役割は、股関節から生み出された莫大なパワーをロスなく床に伝える「頑丈な支柱(トランスミッション)」に過ぎません。ふくらはぎを過剰に収縮させて跳ぼうとすると、地面に力が伝わる前に足首が潰れ、エネルギーリークを起こしてしまいます。

誤解2:「跳躍前に入念な静的ストレッチを行うべきである」

運動前のウォームアップで、前屈やアキレス腱伸ばしなどの静的ストレッチ(スタティックストレッチ)を30秒以上保持して筋肉を過度に弛緩させると、腱の剛性(スティフネス)が低下し、直後のジャンプ力が5〜8%低下することが実験データで確認されています。
跳躍前に行うべきジャンプ力アップストレッチは、関節可動域を広げながら心拍数と筋温を高める「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」です。特に股関節の回旋運動、ランジウォーク、レッグスイングなどを取り入れ、股関節の可動性を確保しつつ腱の弾力性を保つことが鉄則となります。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。