福岡市城南区の集合住宅で無理心中か 現場検証が明かす真相の全貌
本件の捜査を主導する福岡県警察および管轄の城南警察署は、発見された遺体の身元確認を進めるとともに、死因を医学的かつ法医学的に特定するための司法解剖を実施した。司法解剖の結果により、死亡推定時刻の割り出しや直接の死因、さらには抵抗した形跡(防御創)の有無、薬物や睡眠導入剤などの摂取痕跡がないかが厳密に鑑定されている。
警察は、一方が他方を殺害した後に自ら命を絶った無理心中事案とみて、形式上は刑法第199条(殺人)の適用を視野に入れた捜査を展開している。被疑者が死亡している場合であっても、事案の重大性に鑑み、事実関係を正確に特定した上で容疑者死亡のまま書類送検する方針が採られる見通しだ。真相を闇に葬ることなく、何が命を奪う決定打となったのか、客観的証拠の積み上げが急がれている。