中志津商店街の現在地──噂の真相と再開発の行方
中志津商店街の衰退を語る上で外せないのが、立地の二重苦だ。中志津は京成志津駅とJR佐倉駅の中間に位置しており、どちらの駅からも徒歩10分以上かかる。駅前商店街のような「通勤・通学のついで利用」が見込めないことが、商圏の縮小に直結した。
さらに、2000年代以降にイオンタウンユーカリが丘や大型ロードサイド店舗が周辺に進出したことで、自動車利用客が郊外型商業施設へ流れた。駐車場の整備が進んでいない中志津商店街は、この流れに対抗する術を持たなかった。ある店主は「駐車場がないのは昔からの課題。行政に何度も相談したが、土地の問題で進まなかった」と語る。
商店街に残る店主たちの高齢化も深刻だ。2026年時点で営業を続ける店舗の多くは個人経営で、店主の平均年齢は70歳を超えているとみられる。「やめたくないが、体力的に限界」という声は、地方商店街の共通課題そのものだ。