シーフードミックス神レシピ|縮まず劇的プリプリになる解凍と調理
シーフードミックスを加熱した際にエビやイカが親指の爪ほどに縮んでしまう最大の原因は、製造工程で施される「グレーズ(氷の膜)」と加熱時の浸透圧変化にあります。冷凍魚介は乾燥と酸化を防ぐため、表面に5〜10%前後の氷の被膜をまとっています。これを凍ったままフライパンや鍋に投入すると、氷が一気に溶けて大量の水分となり、素材が「炒める」のではなく「水煮」の状態に陥ります。
さらに魚介類の筋肉タンパク質(主にミオシンやアクチン)は、55℃〜60℃を超えたあたりから急激に凝固・収縮を始めます。余分な水分の中で長時間グツグツと加熱されることで、細胞内の旨味エキス(遊離アミノ酸やコハク酸)を含んだドリップが外へ絞り出され、結果として身が縮み、スカスカのパサついたゴムのような食感になってしまうのです。
また、特有の生臭さの主因は、解凍時に表面へ浮き出る「酸化した脂質」と「トリメチルアミン」という揮発性塩基です。表面のグレーズが溶けた液体にはこの臭み成分が高濃度で溶け出しているため、下処理なしで調理に使うと料理全体に生臭さが移る結果となります。