「不倫は文化」は言ってない?石田純一の記者会見の真相と衝撃の現在
バッシングの嵐の中でかき消されてしまった、不倫は文化の本当の意味とは何だったのでしょうか。石田純一さんが伝えたかった文脈を冷静に振り返ると、彼が参照していたのはシャルル・ボードレールやゲーテなどの西洋文学や、モネやピカソといった芸術家たちの破滅的な恋愛史でした。
石田さんは、平穏無事な倫理観だけでは説明のつかない「人間の業(ごう)」や「情熱」こそが、数々の傑作を生み出す原動力になってきたという文化史的側面を述べようとしたに過ぎません。映画や演劇に深く傾倒していた彼にとって、それはごく自然な教養としての引用でした。
しかし、家庭を壊された妻や幼い子どもの存在がある現実の場で、高尚な文学論を語る行為は「単なる自己保身の屁理屈」と受け取られても仕方のない状況でした。TPOを完全に誤ったその語り口こそが、悲劇を生んだ本質と言えます。