三島由紀夫賞とは?芥川賞との決定的な違いや歴代受賞作・選評を総括
Q1:三島由紀夫賞と芥川賞を両方受賞した作家はいますか?
A1:存在します。例えば、小野正嗣氏(三島賞『にぎやかな湾に背負われた船』、芥川賞『九年前の祈り』)や朝吹真理子氏、村田沙耶香氏(三島賞『しろいろの街の、その骨の体温の』、芥川賞『コンビニ人間』)などが両賞を受賞しています。三島賞で実験的な筆致を認められた作家が、後に芥川賞を獲得するケースも見られます。
Q2:一般の読者でも読みやすいおすすめの受賞作はどれですか?
A2:瑞々しい感性で思春期の濃密な心理を描いた山田詠美『120%COOL』や、少女たちの痛切な日常を圧倒的な解像度で綴る村田沙耶香『しろいろの街の、その骨の体温の』は、前衛性と読みやすさがハイレベルで融合しており、初めて三島賞作品に触れる読者にも強く推奨できます。
Q3:選考結果や選評はどこで読めますか?
A3:毎年5月に開催される選考会の結果は速報ニュースで発表され、選考委員全員の詳細な選評は毎年文芸誌『新潮』7月号(6月発売)に全文掲載されます。各選考委員がどの作品を推し、なぜ落選させたのかという克明な記録を読むことができます。