北村有起哉の父は大名優・北村和夫!知られざる親子絆と役者を志した真相
北村有起哉の父親である俳優・北村和夫(1927年–2007年)は、日本の演劇史に不滅の足跡を刻んだ巨星です。早稲田大学文学部仏文科を中退後、1950年に日本を代表する名門劇団「文学座」へ入座。杉村春子らと共に看板俳優として半世紀以上にわたり劇団を支え続けました。
重厚かつ繊細、時にユーモラスな人間味をにじませる演技スタイルは映画界やテレビ界でも高く評価され、今村昌平監督の映画『黒い雨』や『うなぎ』、NHK大河ドラマ『春の波涛』『八重の桜』の原型となる名作群など、数え切れないほどの代表作に出演しました。その卓越した功績に対し、1989年に紫綬褒章、1997年には勲四等旭日小綬章が授与されています。
晩年まで舞台への情熱を燃やし続けましたが、2007年5月6日、肺炎のため80歳で逝去。演劇界の重鎮たちが「日本演劇の大きな柱を失った」と深い哀悼を捧げたその背中は、息子である北村有起哉にとって、幼少期から計り知れないほど巨大な道標であり続けました。