雲海に浮かぶ天空の城と赤銅色の町!岡山県高梁市の秘景を徹底取材
標高430メートルの臥牛山頂に佇む備中松山城。秋から春にかけての早朝、城全体が真っ白な雲の海へと没する「天空の城」現象は、いまや世界のトラベラー憧れの絶景だ。定番の雲海展望台は混雑を極めるが、地元の写真家から入手した極秘情報によれば、南西側の林道沿いにある未舗装の自然観察スポットこそが、天守のシルエットを最も美しく画角に収められる穴場だという。
雲海が発生する絶対条件は、前日との気温差が10度以上あり、風が弱く湿度が高い晴天の朝。午前6時台、薄明の空が紫から茜色へと移り変わる瞬間の美しさは息を呑むほどだ。愛猫「さんじゅーろー」が猫城主として出迎えてくれる山上の本丸では、木造天守ならではの荒々しくも美しい建築美を目の当たりにできる。