夜中の過食は病気?夜間摂食症候群の原因と診断基準・治し方を徹底解説
臨床のカウンセリング現場や医療相談窓口、当事者の手記には、周囲に相談できず孤立を深める人々の切実な叫びが溢れています。
「昼間は職場で完璧に仕事をこなし、同僚とのランチも健康的に済ませている。それなのに、夜2時に目が覚めるとまるで飢餓状態の猛獣のようにキッチンを漁ってしまう。翌朝、ゴミ箱に捨てられたファミリーパックの菓子パンの袋を見て、情けなくて涙が止まらない」(30代・金融機関勤務女性の告白手記より)
「『夜中に食べるのをやめれば痩せる』と家族から責められるのが一番辛い。自分だってやめたい。鍵付きのボックスに食べ物をしまったり、冷蔵庫の前にバリケードを築いたこともあるが、深夜の猛烈な焦燥感に襲われると、鍵を破壊してでも食べてしまう。食べないと心臓がバクバクして頭がおかしくなりそうになる」(40代・IT企業エンジニア男性の受診時証言より)
当事者に共通して見られる心理的傾向として、「日中の過剰適応」「完璧主義」「感情の抑圧」が挙げられます。昼間に「良い人」「有能な自分」を演じるために本音やストレスを押し殺し、その反動が夜間の無防備な時間帯にコントロール不能な食欲として爆発しているのです。