坂上としえの現在と野々村真との真実|恐妻の裏にある素顔と家族愛
彼女の芸能界キャリアの原点は、1982年のアイドル歌手デビューに遡ります。当時の芸名は「坂上とし恵」。中森明菜さん、小泉今日子さん、堀ちえみさん、松本伊代さん、早見優さん、石川秀美さんらがひしめき、日本歌謡界の奇跡の豊作年と呼ばれた「花の82年組」のひとりでした。
シングル『き・い・て・MY LOVE』でデビューした坂上さんは、堀越高等学校に通いながら活動を展開。当時のアイドルとしては異色とも言える破天荒でユーモラスなトークスキルと天真爛漫なキャラクターを発揮し、音楽番組のみならずバラエティ分野でも独特の存在感を示しました。一部のカルチャー評論家からは「登場するのが40年早すぎた元祖バラドル」と再評価されるほどの才能を秘めていました。
夫である野々村真さんとの出会いは、まさにそのアイドル時代でした。当時『笑っていいとも!』の初代「いいとも青年隊」として国民的な人気を誇っていた野々村さんと坂上さんは、テレビ局のスタジオや共通の知人を介して意気投合。そこから約10年間にわたる秘密交際がスタートしました。女性アイドルや若手タレントの熱愛発覚が即座に芸能生命に関わった1980年代において、マスコミの追跡を逃れながら10年間も一途に愛を育み続けた事実は、ふたりの絆が単なる浮ついたものではなかった証拠です。そして1995年、ふたりはめでたくゴールインを果たしました。