絵の具の白は作れる?混色できない理由と今すぐ試せる代用裏ワザ
「パステルカラーを作りたい」「薄いピンクや水色を作りたい」という目的で白を求めている場合、画材の種類によっては白絵の具を一切使わずに解決する技法が存在します。
透明水彩の場合:水で薄めて「紙の白さ」を透かす
透明水彩画の基本原理は、絵の具自体に白を混ぜることではなく、水の希釈率を上げて下地の画用紙(白)を透過させることにあります。例えば、薄いピンクを作りたい場合、赤に白絵の具を混ぜると不透明で重い色合いになりますが、赤にたっぷりの水を含ませて塗れば、透明感のある明るいピンクが表現できます。
また、最も明るいハイライト部分は最初から絵の具を塗らずに白画用紙の地を残す「塗り残し(リザーブ)」や、塗った直後にティッシュや筆で絵の具を吸い取る「リフトアウト」という技法を用いるのがプロの水彩画の標準です。
アクリル・油彩・ポスターカラーの場合:グレージング技法
不透明画材であっても、アクリル用メディウム(透明度を上げる添加剤)を用いて色を極薄く溶き、下地に塗られた明るい層の上に薄膜として重ねる「グレージング技法」を使えば、白を足さずに画面の明度と深みをコントロールできます。