90年代の狂乱と「あの写真集」の現在地——羽賀研二と梅宮アンナ、昭和・平成の伝説が令和に問いかけるもの
SNSのフィルターやAIによる画像生成が当たり前になったZ世代にとって、90年代の「無加工の現実」は新鮮な衝撃として受け止められている。毛穴の質感や、肌の温度まで伝わってくるような生々しいポートレートは、彼らにとって未知の表現領域なのだ。
嘘がつけないフィルムカメラの時代。そこには、被写体と撮影者の真剣勝負があった。彼らの写真集が今なお若者の心を捉えるのは、そこに「本物の人間」が写っているからに他ならない。