耳垢が湿っているのは病気?最新遺伝子研究で判明した真実と対処法
「湿性耳垢は体質だから放置して良い」と言い切れないケースも存在する。日本耳鼻咽喉科学会専門医が所属する日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会などの知見によると、湿った耳垢は乾いた耳垢に比べて耳道の奥へ押し込まれやすく、塊となって鼓膜を塞ぐ「耳垢栓塞(じこうせんそく)」を引き起こすリスクが高いからだ。放置すると難聴や耳鳴り、自声強聴(自分の声が響く症状)を招く恐れがある。
また、もともと乾燥タイプだった人が突然湿り始めた場合は注意が必要だ。これは体質変化ではなく、外耳道の皮膚が炎症を起こして浸出液が出ている「外耳炎」や真菌感染症の可能性が疑われる。以下のセルフチェックで自分の状態を確認してみよう。
・幼少期から一貫して耳垢が湿っている(遺伝的体質の可能性大)
・片方の耳だけが急に湿り、強い痒みや痛みがある(外耳炎などの病気の可能性)
・耳が詰まった感じや聞こえにくさがある(耳垢栓塞の可能性)
・黄色〜緑色のドロっとした液体が出ている(感染症の可能性)