吉沢亮と広瀬すずが放つ唯一無二の熱量、再共演の噂と舞台裏の真相
二人の関係性を語るうえで外せないのが、NHK連続テレビ小説『なつぞら』での鮮烈な共演だ。広瀬すずが演じたヒロイン・奥原なつと、吉沢亮が息を吹き込んだ画家志望の青年・山田天陽。十勝の大自然の中で交わされた二人の静謐な視線劇は、視聴者の心を鷲掴みにした。言葉以上の感情を目線ひとつで語る天陽と、それを受け止めるなつの瑞々しい表情。あの絵画小屋のシーンで見せた情緒の深さは、朝ドラ史に残る名場面として語り継がれている。
だが、彼らの真骨頂はそこで終わらない。直後に公開されたコメディ映画『一度死んでみた』では、一転して全く異なる表情を見せつけた。デスメタルバンドのボーカルとして不満を爆発させるヒロインと、存在感が極限まで薄いゴースト社員。シリアスな純愛から痛快なコメディへ。振れ幅の大きい設定にもかかわらず、間合いの取り方やテンポ感が恐ろしいほど噛み合っていた。ジャンルを問わず成立するこの相性の良さこそ、二人が「希代のゴールデンコンビ」と呼ばれる所以である。