ひもかわうどんの食べ方|すすると危険?絶品つけ汁と極太麺の極意
ひもかわうどんを語る上で絶対に外せないのが、群馬県桐生市ひもかわうどん有名店と、館林市に本拠を置き全国にその名を轟かせる「五代目 花山うどん」の存在です。
桐生市内において不動の人気を誇るのが「味処 ふる川」です。観光客が息を呑むのが、同店の名物である幅10cm超・座布団のように折り重なった麺のビジュアル。箸で持ち上げると向こう側がうっすらと透けて見えるほどの薄さでありながら、噛めばしっかりとした弾力と小麦の風味が弾けます。また、創業120年以上の歴史を誇る老舗「藤屋本店」では、代々受け継がれた手打ちの技が光り、だしの香りが際立つ上品なつゆとともに、伝統のコシを楽しむことができます。
一方、東京・銀座や日本橋、羽田空港などにも進出し、連日長蛇の列を作っているのが花山うどん鬼ひも川の食べ方です。大正時代に開発されながらも、手間と技術の難しさから一時途絶えていた幻の麺を、五代目が復刻させた「鬼ひも川」は、幅約5cmという黄金比率のサイズ感を誇ります。
花山うどんの看板メニュー「鬼釜(麦豚と半熟玉子が乗った温冷選べるうどん)」を美味しくいただくための現場直伝の手順は以下の通りです。
- まずは麺のみを1本手繰る:つゆをつけず、麺の端を口に含んで噛み締めます。上州産小麦100%が持つ自然な甘みと、シルクのように滑らかな舌触りをダイレクトに確かめるのが通の流儀です。
- 特製だし醤油を回しかけ、下からすくい上げる:花山うどん特有のタヌキの器の底から、幅広麺を崩さないよう箸を水平に入れて持ち上げます。甘辛く炊かれた上州麦豚の脂が麺の表面をコーティングし、極上のコクを生み出します。
- 温かい冷たいおすすめの選択基準:初めて花山うどんやひもかわを体験するなら、編集部としては圧倒的に「冷製(ざる、または冷やし)」を推奨します。冷水で締めることでグルテンの結合が強まり、ひもかわ本来の「未体験のコシとつるみ」が最も明確に体感できるためです。一方、真冬や肌寒い季節には、麺がふんわりと柔らかく出汁を吸い込む「温かい肉汁仕立て」が至福の温もりをもたらします。