物持ちが良い人の共通点とは?愛着を育む最新のメンテナンス術
物を大切にする思想は、近年におけるミニマリズムの概念とも深く共鳴している。かつてミニマリズムといえば「極限まで物を減らす生活」と捉えられがちだった。しかし、現在の解釈は「真に価値ある物を見極め、それを極限まで大切に使う」という方向へと進化を遂げている。
生前のスティーブ・ジョブズが、妥協した家具を買い揃えるくらいなら何も置かない部屋で過ごすことを選んだエピソードはあまりにも有名だ。妥協して買った適当な物は粗末に扱いやすく、徹底的に選び抜いた物には自然と丁寧な手入れが施される。この哲学は、世界的な片づけコンサルタントである近藤麻理恵が提唱する「ときめく(Spark Joy)」基準とも一致する。心から愛着を持てるアイテムだけを手元に残すからこそ、人はその物に自然と敬意を払い、長きにわたって大切に連れ添うことができるのだ。