高島彩を育てた母・寿美代さんの壮絶半生と家族の知られざる真実
時計の針を1984年12月に巻き戻す。当時、端正な顔立ちと重厚な演技で映画やテレビドラマに引っ張りだこだった名優・竜崎勝さんが、44歳の若さで急逝した。原因は肝硬変。高島彩がまだわずか5歳の冬のことである。
大黒柱を突然失った高島家。残された寿美代さんは、悲嘆に暮れる暇さえ与えられなかった。5歳の彩と、兄。幼子2人を前にして、母が下した決断は「何があっても子どもたちに不自由な思いはさせない」という覚悟だった。芸能界という特異な世界で活躍した夫の記憶を誇りに変えつつ、彼女は家庭の主として、そして父親代わりの盾となって立ち上がった。