ボールが投げられない…プロ野球選手を襲うイップスの真相と克服法
プロの現場でプロ野球のイップス原因を探ると、大きく分けて3つの要因が複雑に絡み合っていることが分かります。
第1に「ミスが許されない過度の重圧」です。優勝争いの致命的な場面での大暴投や、首脳陣から課されたノルマなど、極度のストレスが引き金となります。第2に「無意識で行っていた動作への過剰な意識化」です。指導者からのフォーム改造指示や微細な狂いを修正しようとするあまり、脳の自動化回路がショートしてしまうケースが後を絶ちません。
さらに医学界・スポーツ科学界では、イップスの一部が音楽家や書道家にも見られる局所性ジストニア(神経疾患)の一種であるという見解が有力視されています。つまり、「メンタルが弱いから起きる」のではなく、高度に自動化された脳の運動プログラムが何らかの負荷によってバグを起こす現象なのです。