生殺与奪の権を他人に握らせるなの真意|冨岡義勇が放った言葉の教訓

話題沸騰中の 生殺与奪の権を他人に握らせるなの真意|冨岡義勇が放った言葉の教訓について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

まずは言葉そのものの構造を正確に押さえておきましょう。「生殺与奪」の正しい読み方は「せいさつよだつ」です。一部で「せいさいよだつ」と誤読されるケースが見受けられますが、これは慣用読みとしても一般的ではなく、正しくは「せいさつ」と読みます。

この語は、「生かすこと」「殺すこと」「与えること」「奪うこと」という4つの対義的な動詞が組み合わさって成り立っています。四字熟語としての意味は、「他者の生死や処遇を、自分の思うがままに支配すること」を指します。古代中国の法家思想を体系化した古典『韓非子』や歴史書において、君主が臣下や民衆を統御するための絶対的な権力を示す概念として用いられたのが元々の由来です。

そこに「権利・権限」を意味する「権」が付いた「生殺与奪の権」とは、すなわち「自分の生死や行く末を決定する全権」を意味します。義勇の「生殺与奪の権を他人に握らせるな」という叫びは、「自分の運命の主導権を他人の気まぐれや慈悲に委ねてはならない」という強烈な警告にほかなりません。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。