安全地帯『ワインレッドの心』誕生秘話|玉置浩二と井上陽水の奇跡の真相

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『ワインレッドの心』の核となったのは、玉置浩二が紡ぎ出した類まれな美しさを持つメロディです。当時、サントリーが求めていたのは看板商品「サントリーワイン マイルド」(後に「赤玉パンチ」等のプロモーションにも連動)のイメージを刷新する、都会的で少し背伸びした大人のラブソングでした。

玉置はアコースティックギター一本で哀切漂う旋律を構築し、バンドメンバーと共に幾重にもアレンジを試行錯誤しました。ニューウェーブやロックの鋭利なエッジを残しつつ、歌謡曲の情緒を融合させた洗練されたサウンドは、CMプロデューサーたちの心を一瞬で掴み取ります。

1983年11月25日の発売直後、テレビCMから流れる「もっと勝手に恋したり」のフレーズがお茶の間に浸透すると、レコード店には問い合わせが殺到しました。オリコン週間チャートでじわじわと順位を上げ、翌1984年には見事にオリコン年間シングルチャート第1位を獲得。累計売上枚数は約71.4万枚を記録し、安全地帯は一躍トップバンドの仲間入りを果たしました。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。