【作画ガイド】プロが極めた槍の構えポーズと違和感なき重心表現
日本のアニメーション・デジタルコンテンツ制作業界において、長兵器のアクション描写に金字塔を打ち立てた存在といえば、株式会社ufotableを外すことはできない。劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]』におけるランサーと真アサシンとの死闘シーンは、世界中のアニメファンと作画クラスタを震撼させた。
圧倒的なダークファンタジーの世界観の中で繰り出される槍殺陣は、CGと手描きアニメーションのハイブリッド構造によって構築されている。超人的なスピード感でありながら、足元の接地感や槍が空気を切り裂く際のマッス(質感)が一切破綻していない。キャラクターの手元だけでなく、全身の肉体としなる長柄のシンクロ率を高める工夫が、あの息をのむ画面構成を支えている。