漆黒の秘伝ごまダレに唸る!弘前名物「うちわ餅」老舗の歴史と真実
一般的な餅菓子といえば小豆餡やきな粉が定番だが、この地域で絶大な支持を得ているのは圧倒的な存在感を放つ「ごま餡」である。一口かぶりついた瞬間、口いっぱいに広がる香ばしさと重厚な甘み。そのインパクトは、他のどの和菓子にも代えがたい。
量産化が進む現代の和菓子製造業において、手作業による餅搗きとタレの調合を守り続けるのは容易ではない。毎日の気温や湿度に合わせて米の蒸し加減を調整し、餅の伸びや歯ごたえを極限までコントロールする。機械では再現できない人間の五感を使った手仕事にこそ、老舗のプライドと真髄が宿っているのだ。