ブヨ刺されの激痛としこりの正体!蚊との決定的な違いと治し方
絶対に避けなければならないのが、猛烈な痒みに任せて患部を爪で掻き壊すことだ。表皮が破れると黄色ブドウ球菌などの常在菌が侵入し、蜂窩織炎(ほうかしきえん)と呼ばれる重篤な細菌感染症へ移行しかねない。リンパ管炎を併発すると赤い筋が患部から心臓方向へと伸び、高熱や全身倦怠感を伴って入院治療を余儀なくされるケースもある。
さらに警戒すべきは、全身性のアレルギー反応であるアナフィラキシーだ。過去に何度もブユに刺されている人や、一度に数十箇所を噛まれた場合、毒素に対して過剰な免疫応答が引き起こされることがある。息苦しさ、めまい、全身のじんましん、吐き気などの初期症状が現れたら、迷わず救急搬送を要請しなければならない。厚生労働省や国立感染症研究所が提示する衛生・安全情報でも、刺咬性昆虫による全身症状への迅速な医療介入が強く呼びかけられている。