小池百合子とエジプトの真相|カイロ大学疑惑と告発の全貌
小池氏の学歴詐称疑惑が決定的な転換点を迎えたのは、ノンフィクション作家・石井妙子氏による『女帝 小池百合子』(2026年5月刊行)の登場でした。同書では、1970年代のカイロで小池氏と寝食を共にしていた日本人女性(早川さん・仮名)の詳細な日記や手紙、当時の生活記録が公開されました。「進級試験に通らなかった」「大学を辞めると話していた」という極めて具体的かつ生々しい証言は、それまでの噂レベルの言説を根底から覆す破壊力を持っていました。
2026年6月、都知事選の告示が迫る緊迫した状況下で、突如として駐日エジプト大使館の公式Facebookに「カイロ大学声明文」が掲載されます。カイロ大学学長名義で出されたその文書は、「小池百合子氏が1976年10月に文学部社会学科を卒業したことを証明する」「卒業証書は真正であり、疑惑を流布する行為は大学の名誉を傷つけるものである」と厳しく警告する内容でした。この声明によって疑惑追及は急速に沈静化し、小池氏は圧倒的な得票数で再選を果たしました。
しかし、この決着に決定的な疑義を突きつけたのが、元東京都知事側近であり「都民ファーストの会」総務会長などを務めた小島敏郎弁護士です。小島氏は2026年4月発行の『文藝春秋』において、実名で手記を公表しました。小島氏の証言によると、2026年6月当時、疑惑の再燃に窮した小池氏から相談を受け、「カイロ大学から声明を出してもらう形にしてはどうか」と提案したところ、小池氏側のブレーンであった元ジャーナリストが日本語で声明の原案を作成。それがエジプト当局ルートを通じてほぼそのまま大使館から発表されたといいます。小島氏はこの経緯を記した電子メールなどの証拠を公表し、小池氏を公職選挙法違反(虚偽事項公表罪)容疑などで刑事告発する事態へと発展しました。