山上徹也のツイッターは何を語ったか|本物特定と凍結理由の真相
アカウントに残された山上徹也の過去ツイートを精読すると、突発的な衝動ではなく、長年にわたって蓄積された怨念と知的な冷静さが奇妙に入り混じった文面が目立ちます。投稿の大部分を占めていたのは、旧統一教会に対する痛烈な批判と、教団によって破壊された家庭への絶望でした。
「オレが十四歳の時、家族は破綻した」
「統一教会の合同結婚式は人の人生を狂わせる。親ガチャという言葉があるが、現実はそんな生易しいものではない」
投稿内では、父親の自死、小児がんを患った兄の闘病とそれに伴う母の精神的困惑、そして母親の宗教問題の真相として知られる1億円以上の法外な献金が具体的に語られていました。母が教団にのめり込み、実家の土地や生命保険金までも捧げ尽くして2002年に自己破産した事実について、「我が家の崩壊は全てあそこに起因する」と繰り返し綴っています。
注目すべきは、安倍元首相に対する言及内容です。ネット上の一部で囁かれた「政治思想的な対立による犯行」という見立てに対し、実際の投稿は全く異なる様相を呈していました。
「安倍は本来の敵ではない。あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの1人に過ぎない」
ツイートからは、教団トップの韓鶴子総裁らを直接狙うことが警備や渡航の壁によって極めて困難であると認識した結果、教団と接点を持ち強い発信力を持つ政治的象徴へ標的をすり替えていった心理的な追い詰められ方が浮き彫りになっています。