ピカソの長すぎる本名!全23単語の洗礼名に隠された衝撃の真実
当時のスペイン南部、特に敬虔なカトリック文化圏では、子供に多くの聖人の加護を与えるために洗礼名を幾重にも連ねる慣習が存在した。「ディエゴ」は祖父、「ホセ」は父親、「フランシスコ・デ・パウラ」は地元で崇敬される守護聖人、「フアン・ネポムセーノ」は告解の秘密を守るボヘミアの聖人に由来する。
後半に現れる「マリア・デ・ロス・レメディオス」はマラガの守護聖母マリアを指し、「サンティシマ・トリニダード」はキリスト教の根本教義である三位一体そのものを意味している。親族の顔を立て、先祖の魂を敬い、天上の神々に守護を祈願する。その儀礼的な義務感を純朴に積み重ねていった結果、全23単語という常軌を逸したスケールの名が完成したのだ。