近くのモスクを訪ねる旅:美しきイスラム建築と絶品グルメ案内
モスクの内部に入ると、家具がほとんど置かれていない広い絨毯敷きの空間に驚かされる。壁の一角には凹み(ミハラーブ)があり、これが聖地メッカの方向を示している。この礼拝の方向をキブラと呼ぶ。世界中のムスリムが、どこにいても同じ方角を向いて祈りを捧げるのだ。
預言者ムハンマドが7世紀にアラビア半島で打ち立てたイスラムの教えは、互いを助け合い、旅人や異教徒に対しても親切であることを重んじる。モスクで出会うスタッフやボランティアたちの穏やかな笑顔と温かなおもてなしは、まさにその教義の実践なのだろう。礼拝堂に響き渡るアザーン(礼拝の呼びかけ)の声に耳を澄ませていると、慌ただしい日常のストレスが静かに拭い去られていく感覚を覚える。