【2026年最新解説】突然ガタガタ震える「悪寒戦慄」の正体とは?見逃すと危険なサインと直ちにとるべき行動
現場で最も多い間違いが「震えている最中に無理やり解熱剤を飲ませる」「冷やす」という対応だ。これは逆効果になるケースがある。
【ガタガタ震えている最中の正しい対応】
体が熱を作ろうとしている最中(悪寒戦慄の真っ最中)は、保温が最優先となる。毛布や掛け布団を増やし、電気毛布や湯たんぽなどを活用して体を暖めてあげよう。服を着込むのも有効だ。この時期に部屋を冷やしたり、水風呂に入れたり、アイス枕で冷やしたりすると、体はさらに熱を作ろうとして震えが長引き、患者の体力消費が激しくなってしまう。
【震えが収まり、熱が上がりきった後の対応】
やがて震えがピタリと止まり、顔が赤くほてり、汗をかき始める。これが「体温が目標温度に達した」サインだ。この段階に入ったら、一転して「放熱」に切り替える。着込んでいた衣服を薄手に変え、掛け布団を減らす。首の脇、脇の下、太ももの付け根といった太い血管が通る場所を冷やすのは、このタイミングになってからだ。
なお、水分補給は震えが完全に収まり、落ち着いて飲み込めるようになってから少しずつ行わせること。震えている最中に無理に飲ませると、誤嚥(ごえん)して気管に入る危険があるため厳禁だ。